今回は京都コラムのミニ版としてお届けします。
京都市内、今年は3月27日に桜が咲きました。
冒頭にもお伝えした通り、その後寒の戻りがあり、配信日の本日でも、嵐山などは満開のままです。
昨今のインバウンドフィーバー?で、二条城や蹴上、平野神社などのいわゆる「桜の名所」は人々でごった返し、身動きが取れないような盛況で、私のようなしがない市民は気後れして年々足が遠のく一方です。
それでも、花見はしたい!子供たちに満開の桜を見せたい!という思いはあり、我が家は数年前からJRの鉄橋北側の「桂川緑地公園」に陣取っています。
このあたりは交通の便も悪く、地元民しか来ませんので、穴場のイメージです。
例年のようにサンドイッチを携え出かけると、そこには驚きの光景が広がっていました。
まず、こんな人出は初めて見ました。
満開の休日でも、全ての木の下が埋まるなんてことはなかったのですが、この日は大にぎわい。
それよりも、根元から折れたり、枝を失ったりした桜の木の痛々しい姿、そして、地面に横倒しになりながらも、それでも花を咲かせる執念に、しばし絶句しました。
帰って調べてみると、全国ニュースにも取り上げられていたんですね。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000151565.html
https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20190404000083
(ニュース記事は数日消えてしまうかもしれませんので悪しからず)
生命の神秘に感動とか、早く直してあげてとか、いろいろ意見が出ていますが、私はなんだか恐ろしかったです。
台風の強さを思い起こし、その後は河川敷を散歩していても、今でも直せていない屋根が目に付き、遊歩道には冠水の跡があり(そう言えば桂川は昨年氾濫寸前まで行きました)、また災害に身構える季節がやってくるのかと。
来る令和の時代が、由来の和歌のとおり、穏やかで和やかな日々であればとの願いを新たにする週末でありました。