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今年の五山送り火は涙。。。

失って初めて気がつく『優しさ』に、ただただ感謝する  です。

アラフィフにもなると、今まで冠婚葬祭いろいろな場面を経験してき
ましたので、物事にあまり動じなくなってきていました。
※  の結婚式の「乾杯のあいさつ」は別です(汗)
 

1年前に義母を亡くした時も、悲しみよりも用事に追い立てられ、
ひとつひとつこなしていくことで時が過ぎたように思います。

しかし、今年年頭のご挨拶に始まり、節分・雛祭り・端午・母の日
祇園祭と続くなか、折々の行事はいつも一緒だった家族の席が1つ
空いていることに未だに慣れない私達です。
 

義母は生粋の京都人でしたので、美しい京ことばや独特の心配りで
他府県から嫁入りした『物知らず』に1から教えてくださっていました。
時には厳しく言われた事もありましたが、真意を受け取れない私には、
しきたりや想いがほとんど理解できていませんでした。

7月、「よそさんは京都のことを勘違いしたはる」山中恵美子(著)を
書店の棚で見つけ、気になり購入しました。そこには、義母が伝えた
かったであろう真意が綴られていました。
 

今年は初盆でした。

精霊棚を設け乗物として茄子や胡瓜で牛馬を作り、お菓子・果物
お膳などをお供えしました。

迎え火の替わりに仏前で盆提灯を灯して霊をお迎えしました。

東大谷万灯会へご先祖様の供養に参りました。

そして、8月16日に送り火を焚いて(五山送り火)霊をお送りしました。

私は金閣寺の近くに居住していますので、例年午後8時になると、
左大文字のふもとまで娘と歩いて行くのですが、今年は徒歩5分の
義父宅での会食後、仏前で手を合わせてから帰路につきました。

例年なら気にならない西大路通り沿いの光景です。
・「かき氷いかがですか〜」
・「あげたてカレーパンはいかがですか〜」
・送り火を背景に「ハイ!チーズ」

自宅近くのがらんとした駐車場から娘と二人で左大文字に手を合わせ、
1年ぶりに涙がこぼれました。

でも、人それぞれの【五山送り火】があって当然です。
来年は、私達もお義母さんを笑顔でお迎え・お送りできると思います。

 

※  が【五山送り火】をメルマガで紹介しています。ご一読ください。
http://ameblo.jp/mimosainfo/entry-11324179430.html

 

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