どっかのパソコンや原発の話ではありませんが、先週末は40℃の
高熱を出して寝込んでいたです。
おかげさまで3連休前半はぐったり何もできずです。
そもそも、40℃というのが未踏の領域でして、その暑さとしんどさと
きたらハンパなものではございません。
もう、常時マラソン走ってるみたいな状態とでも言うのでしょうか?
呼吸が荒く酸欠になりながら、とにかく走りに走り、しかしゴールは
見えないあの感じ。
あんまり呼吸が荒いので、途中から腹式呼吸に変えてみたり、
リズムを整えて軽快さを演出してみたり、色々試しました。
段々ムキになってきて、酸素スプレーを買ってこようかと思った
ところで、病院へ行きました。
結果的には、ウイルス感染、多分気管辺りじゃないかという
わけで、諸々のお薬をもらったわけですが、その中の
「頓服(とんぷく)」これが厄介です…。
私は薬と言うものが大大大大嫌いで、それは苦いからとか
まずいからと言うのではなく、人間の病気に打ち勝つメカニ
ズムは、本質的には身体本来の免疫機能を使って病原体に
打ち勝つしかないというわけで、薬はその手助け(抗生剤)を
したり、目の前の苦痛を取り除く(鎮痛剤)に過ぎない。
薬は病気に直接利いているのではないのだ!そんな思い
込みと言うか、至極全うそうな論を、幼少の頃より叩き込まれ
ました。
(出された薬は飲みますがね、さすがに…)
大体、熱が上がるというのは、病原体の活動辛い温度を、
わざわざこの全身の筋肉を使って作り出し、免疫細胞にとっ
て有利な状況を必死に作り出そうとしているのに、しんどい
からって熱さましを使っちゃったら元の木阿弥、意味のない
ことをしているんと違いますか
それやったら、「頓服」の熱さましなんて、飲んでたまるかっ
という断固たる決意の元、ふらふらと家路につきました。
しかし、腐っても40℃。高熱は高熱で、もう何もできません。
飲み物も飲めないし、食べ物は論外で、全く持ってモノが
のどを通りません。
汗もかくし、さすがにこのままではまずいということになり、
夜中に恐る恐る頓服の袋に手を掛けます。えー、なになに、
「ロルフェナミン」…?
この錠剤の効き目は凄まじいものがあり、あれほど唸って
いた熱は僅か1時間以内に36度まで落ち、入れ替わりで
出てくる力強い食欲と噴出す汗にしばし唖然とさせられる。
ガツガツと食事をし、摂れるだけの水分を摂り、平熱だから
こそ味わえる心地よい睡眠を貪っているとまたそのうち
体温上昇開始。これを3日間で2セット繰り返しているうちに、
熱は上がらなくなりました。
で、熱は上げておくべきか、下げるべきか、答えが出ません。
医者に相談したら、「アホやなぁ、しんどかったら下げたら
ええやん」と笑われてしまいました。でもまぁ、さっさと直った
んだから、この葛藤にも意味があったということにしましょう。
皆さんも、季節の変わり目ですので、体調管理には用心を。