皆様こんにちは。ブログ担当の八尾です。
さて、今回は私八尾の『気になる小変録』第1回です。
記念すべき最初のテーマには、2017年4月、マーケティング部長によって行われた、こちらの小変を取り上げることにしました。
■本を読む時間がなかなか取れない → 鞄に必ず一冊入れて、移動中や待ち合わせ時間などに少しずつ読む
弊社ミモザ情報システムには、なぜか本を読む人が多いです。
小説だったり、ビジネス書だったり、基幹ソフト業界についての本だったり。
趣味や勉強、自己啓発など、目的はそれぞれですが、読書への興味は全体的に、少し高い会社だといえるでしょう。
しかし、そこで問題となってくるのが「読書時間の確保」、これに尽きます。
当然ながら、人間は毎日、忙しいです。
人生はやらなければいけないこと、やりたいことで溢れていて、時間がいくらあっても足りません。
そんななかで、本!
本を読む時間なんて、なかなか捻出できないというものでしょう。
もちろん、読書が特別好きな方、必要な方はべつとして。
なにせ読書は、娯楽であり、プラスアルファの学びです。
優先度、ひっ迫度の高いほかのあらゆることをこなしたうえで、余剰の時間に行うもの。
せっかく空いた時間を読書に使うというのは、なんともハードルの高い行為だといえます。
読書離れが世間的に嘆かれて久しいですが、まあ、それも無理もないと思わざるを得ないような気もします。
かくいう私も、読書はそれなりに好きで、読みたい本もたくさん溜まっていますが、なにせほかにもやりたいことがあり、なかなか手をつけられていないのが実状です。
最近、というより数年前から、積ん読(つんどく)という言葉も流行っています。
「読みたくて買ったけれど、結局読めずに積み上がっている本」というような意味です。
読書家たちの悲しみと、悩みの象徴。
今回取り上げる小変は、そんな現代の悲しみへの抵抗です。
本を読もう → そのための時間を作ろう → いやでも、それならほかのことしたいかもなぁ
人々の読書離れの原因の多くは、おそらくこの思考にあります。
このサイクルから抜け出さなければ、本は読めません。
とはいえ、それができれば苦労はしない、というもの。果たしてどうすればいいのか。
しかし、マーケティング部長は気が付いたのです。
「読書のために時間を取る」。そもそも、この考え方自体が間違っているのだと。
そして「空いた時間に本を読む」という方針への転換こそが、打開策なのであると。
なんだか大仰な言い方になりましたが、つまり、根本的な考え方を変えよう、ということです。
少しずつ、コツコツと進める。
たいていの物事には大切なことですが、それは読書にも当てはまります。
本を読む、という行為のトリガーを、日常で避けられない「隙間時間の発生」に設定する。
それにより読書のハードルを下げ、少しずつ、けれど確実にページを進める。
これこそが、読書量確保への突破口なのではないか。
私がこの小変について、ここまで語る理由。
それは、私も今、この方法を実践しているからです。
正確には「本を鞄に入れておく」ではなく、「電子書籍で買って、いつでもスマホで読めるようにしておく」ですが。
電子書籍。
かつて、読書界では話題になっていました。「紙か、電子か」。
いや、もしかするとまだ話題なのかもしれませんが、少なくとも現代の人々は本を読む際、この二択を突きつけられることになります。
紙派と電子派、それぞれ言い分やメリットがあれど、こと今回の話題「読書時間の確保」については、電子派に軍配が上がると言わざるを得ません。
電子書籍は味気ない。
本棚に本を並べる楽しみがない。
人と貸し借りができない。
わかります。しかし、私はそれよりもまず、本を読みたい。
それも、読書のために時間を確保する、という高いハードルを越えずに。
紙派のみなさん、どうぞ、ご一考ください。
電子なら、読みたい本はすべて、スマホの中です。
今日は何を持っていこうか、悩む必要もありません。
本文中から、特定の語を検索することもできます。
本を汚さず、マーカーが引けます。
取り出すのも楽で、実はSNSを見るよりスマホの充電が減りません。
おや、もしかすると、電子書籍って便利?
そう思われる方がひとりでもいらっしゃれば、私は少しだけ嬉しいです。
その小さな変化が、未来の大きな変化に繋がる、かもしれません。
それでは、今回はこのあたりで。
また次回の記事でお会いしましょう。