今号で当メルマガおよびコラムは、通算60号、隔月発行なので10周年を迎えました。ありがとうございます。
せっかくなので、何か普段はできない特別なことを実施してみたいと考え、取り組んだのがアーカイブ地図の作成です。
以前に読者の方から、京都と言っても土地勘がないので、どのあたりの話題なのか地図と一緒に見たい、とのご指摘をいただいておりました。
今さらながらこのご要望にお応えすべく、「Google地図」というサービスを利用し、これまでの全話に関する場所をマッピングしてみました。
⇒マッピングを見る
複数の場所やエリアにまたがるテーマの場合は、代表的な場所を一つに絞っています。
また、丸の中の数字は、当該コラムの話数(公開順)です。
こうして目に見える形で眺めると、やはりある程度、取り上げている地域に偏りが出ていることに気づきます。
せっかくなので、少し分析をしてみました。
地図に落とした地点を集計してみた結果は、下記の通りです。
地点 | 登場回数 | 割合 |
---|---|---|
左京区 | 12 | 20.3% |
右京区 | 9 | 15.3% |
下京区 | 7 | 11.9% |
中京区 | 6 | 10.2% |
東山区 | 5 | 8.5% |
南区 | 3 | 5.1% |
伏見区 | 3 | 5.1% |
北区 | 3 | 5.1% |
宇治市 | 2 | 3.4% |
亀岡市 | 2 | 3.4% |
上京区 | 2 | 3.4% |
西京区 | 2 | 3.4% |
京丹後市 | 1 | 1.7% |
山科区 | 1 | 1.7% |
大山崎町 | 1 | 1.7% |
京都市を構成する11区は全て登場しています。
しかし、当初の想像通り、寺社仏閣が密集し、面積も広い左京区の比重が大きくなっています。
一方、京都府を構成するのは26市町村、その中で取り上げたのは4市町に過ぎません。
地点 | 登場回数 | 割合 |
---|---|---|
京都市内 | 12 | 89.8% |
京都市外 | 6 | 10.1% |
文章中では僅かに南丹市(旧美山町)や長岡京市が出てきた回もありましたが、都とも関係が深い府北部や南部についても、今後は取り上げていきたいと改めて思いました。
続いて、各回コラムの内容、テーマを検証してみます。
テーマ | 登場回数 | 割合 |
---|---|---|
名所旧跡 | 16 | 27.1% |
行事 | 14 | 23.7% |
食 | 9 | 15.3% |
花・自然 | 6 | 10.2% |
政治行政 | 4 | 6.8% |
郷土史 | 3 | 5.1% |
体験記 | 2 | 3.4% |
地場産業 | 2 | 3.4% |
交通 | 2 | 3.4% |
衣 | 1 | 1.7% |
こちらも、題材が京都なので、名所旧跡や年中行事にまつわる話が多くなっています。
半面、ページビューの大きかった記事ベスト5を見てみると、少々違った傾向が見えてきます。
1.拝観料と税の50年戦争(政治行政)
2.景観の火薬庫(政治行政)
3.運動会の街・京都(行事)
4.遅咲き桜スポット(花・自然)
5.日本一長ーい祭(行事)
名所旧跡に関する記事はランクインせず、京都市の政策の変遷にちょっと突っ込んだ記事が上位2つを占めています。
京都の名所に関する情報など、あまりにもありふれていますから、毛色の違うニッチな記事の方が検索されたり、アクセスを集める傾向が見て取れます。
何度か、本コラムの方針として、観光の目線だけでなく、地域、そして生活者の目線から眺めた京都を綴り、その視点のズレや違いを楽しんでいただきたいと考えてきました。
今後もその方針は変えず、読者の皆様に向け、当社が位置する京都の魅力や裏側をお伝えし続けていきたいと思っています。
これからも、本コラム、そして当社・ミモザ情報システムを、よろしくお願いいたします。
毎回、楽しみにしています。ソリマチ製品を利用しており御社を知りました。
北関東に在住しているため,、京都ははるか遠い地です。直近で京都に行ったのは、もう10年以上前に出張した時のことです。仕事の合間を見て寺社仏閣を市内バスで巡り、折しも修学旅行生と一緒のコースになったのも良い思い出です。
天橋立、行ってみたい地の一つです。
これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
関西の人間からは北関東も縁遠い地域になりますが、通販を営んでいるとたくさんのご注文をいただきます。
日光や中禅寺湖、渡良瀬橋……行ってみたいなと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。