株式会社ミモザ情報システムのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログは2007年の開設以来、スタッフの日常や仕事の舞台裏、新商品情報などを多い時は週1回、最近は月1~2回程度、定期的に綴ってまいりました。
開設当初の2000年台後半は、いわゆるWEB2.0、ブログブームの時期でもあり(懐かしいですね)、様々な個人や企業・団体が、競って何か情報を発信しよう(そうすれば儲かるんだ)!!ということが(本当に)言われ、信じられ(本当に!嘘みたい!)、雨後の筍のごとくブログが産まれ、また長続きせず消えていきました。
今では、当時の根拠ない夢も破れ、最新情報の発信やユーザーとの交流チャネルはSNSに移行し、それも手間がかかりますし、難易度も高いです(作為的にやろうと思うと、ですが)。
ファンを増やす、多くの人にリーチする、マネタイズする、これは現実社会では難しいし、WEB上でも難しい。この当たり前すぎる現実が、現実とは受け取られない浮ついた時代が、当時のWEBには確かにあったように思います。(なんか反省文のようになってしまっている 笑)
企業におけるブログの活用法は、企業の本業に関する話題を中心に、インターネットユーザーにとって真に役立つ情報を発信し、それを起点に接点を生み出して見込み客へと導いていくという、コンテンツマーケティングの文脈で語られるようになって久しいです。
そうした中、当社のブログは、社員のつぶやきなど、ある意味前時代的な方針のまま存置されてきましたが、昨今の働き方改革の流れもあり、業務効率化の圧もあり、いよいよ不定期更新の体制へと移行します。
はい。
感慨深いのは、たぶん私だけだと思うのですが、この10年の間で、WEBの世界もいろいろあったな、変わったなと、ふと振り返って思うところを書かせていただきました。
企業のブログは、前述のとおり目的のないものは失われていきましたが、個人のブログは今でもあって、本当に書くことが好きな人が、本当に好きなテーマで文を書く、という形で残っている例はいくらでもあります。
ミモザのブログは企業ブログですが、どことなく10年前の、個人ブログのような空気を残しているような、やらされ感やっつけ感もありつつも、突然暑苦しいい記事も出てくる(お前だろ)往年のWEBらしい混沌とした場です。それもそのはず、狭いオフィスの当社では、大抵何やってもすぐにバレますが、このブログだけは、ごく限られた社長公認の治外法権空間なのであります。基本的には、ここは政治と宗教と野球のこと以外なら、何書いてもいいと言われていますので、検閲が入りません(言い方、言い方)。
求職者の方が、記事面白いですね、と言ってくれることもありますし、取引先の方が、話題にしてくれることもあります。誰彼から、時々そう言ってもらえることが、書くことの喜びです。その純粋な喜びを知ってしまった人間として、私はこれからもときどき、ここに書き続けるのだと思います。