こんにちは。です。
先月、用事があって何年かぶりに伊勢丹へ行きました。
たまたま家庭用品売り場で見たこのおじさん。おそらくご存じないと思いますが…
なんというんでしょう、この間合い、勢い、テクニック。リアル寅さん。
モノ自体は大したことないんですよ。
後ろに並べてあるものの方が良いに決まってるわけですよ。
だってそこは伊勢丹。
でも、飛ぶように売れる。包丁とピーラーが。そんなものもうあるでしょ?家に。
このおじさん、「モノが売れる空気」作ってるなぁ、と思いました。
さて、私がネットショップというものに関わりはじめて早1ヶ月。
末端でこなしている作業は細かく地道なものですが、京都の片隅のこの
フロアの中で、これほどの大量の商品を扱い、そして日本全国のお客様を
相手に商売していると思うと、改めてなんだかとてつもないことが起こって
いるように感じます。
ネットショップは、文字通りインターネット上に存在する店舗であり、
そこでの取引は「EC(イーコマース=電子商取引)」などとスマートな
横文字で言われます。
しかし一方で、今日も隣のシマでは受発注担当の方々が電話やFAXの応対に
飛び回り、調整をし、マニュアル化されきれない部分で格闘しています。
そして我々も、基本はパソコンに向かいながらも、話し合い、知識を蓄え、
問題を乗り越え、汗(冷や汗?)をかきます。
一見顔が見えなくても、商売は人間の営み。
今はまだ全貌を掴んではいませんが、できるなら無個性なディスカウント店
ではなく、顔が感じられる、心が配られていると感じてもらえるような店に
したい。ネットショップにそんなものは求められていないと言うのが
一般論でも、そこにウォンツは隠れている!と思いたい。
いいモノを置くだけでは売れない。安いだけでも、売れない。いい仕事の集積の
上にこそ、いい買い物がある。売れる店、買いたくなる店を目指して、来週も
内装工事(ショップ修正)と呼び込み(文言作成)に励みましょう。
ああ時間切れ!絵文字少なっ(笑)