最近、
このような(これに近い)状態をよく見かけ、ひどく恐ろしくなります。
検索連動型広告と言われるものの、とある一場面です。
まん中は弊社。
上は言わずと知れたECサイトのトッププレイヤー、
世界のアマゾン。
下は、売上高1970億を誇り、先般Yahooとの提携を発表した
大手通販会社。
…いやもうね、
どうしろと。
こりゃ蟻と象の戦いどころの話じゃありません。
月とスッポン。
いわゆる、雲と泥です。
ネットショップの利点として、
「全国のお客様を前に商売ができる!」とよく
謳われますが、そのこと自体は、もはやメリットではないのではないかと。
むしろ、有名無名が一緒くた、大中小、玉石混交ガチンコ勝負というまさに
「カオス」といった状況ではないでしょうか。
かつては、ネットショップをオープンして、商品さえ登録しておけば飛ぶように
売れる「魔法の道具」とも言われたときもあったようですが、そのような
幸せな時代はとうの昔に過ぎ去りました。
現在の状況は、まるでイトー○ーカドーのような大型ショッピングセンターが
続々と出店し、駆逐されゆくローカルな商店街の構図を彷彿とさせる
ものはないでしょうか。
あるいは、集客力目当てに○オンのような高い賃料と引き換えにショッピング
モール(楽天)(あ、名前出しちゃった)内への出店を
余儀なくされる専門店のような状態というか。
そして、メーカーも直販サイトを続々と投入し、ネットショップの生き残り競争は
ますます熾烈を極めてきています。今後もその傾向は加速するでしょう。
もし、今後も価格だけを競争力とするならば、大量の仕入れと業務の
徹底的な自動化を尽くした大企業と、同じ土俵では勝てないときが訪れる
でしょう。
サービスと言っても、24時間365日稼働の高度な物流網を持った強大な
販社に対しては、なす術もありません。
スマホやソーシャルネットワークの普及と共に、顧客にまつわるデータは
増え、反比例して減っていくのはデータを活用ができるプレイヤー。
マーケティング力の格差も広がっていくばかりです。そうこうしている間
にも、更新の滞っているゾンビのようなネットショップがゴロゴロ湧き出して
垂れ流しにされています。
…では、中小販売店はいかにして生き残っていくべきか。
一つの道は、家電量販店と町の電気屋さんの関係に見ることができる
「大きな店にできない小回り」「顔の見える関係の構築」。
また別の一手は、商売の切り口。
他所で売っていないものを、いち早く売る。
例えば同じ商品でも、独自の観点からその魅力を語る。
小回りが利くことを利点とし、商機を掴んだら素早く動く。そこに短期間で
最大限のレバレッジをかけていく。スピードは、小さなショップの、会社の、
永遠の、そして最大にして最強の武器です。
そして、冒頭のような巨人に挟まれた状態でも、何とか戦っていけるのが
ネットショップの痛快で、面白いところです。隙間を探せば、彼らより良い
立地に店を構えることも、時にできてしまいます。
さて、私たち、今日は何ができるでしょう?
来店者の方々に、どんなサービスを提供できるでしょう??
最先端の技術で武装した巨人に囲まれ、策を巡らす日々です。
近々、増員に伴う求人を出稿する予定です。
この厳しくてダイナミックで、自分のしたことの結果が手に取るように
掴める現場で、共に試行錯語してくださる方を求めています。
やっぱり面白いです。この仕事。
求職者の皆様。どうぞご検討の程、よろしくお願いいたします。